田中 秀樹

平安時代から転生してきたような　丁寧な物腰、所作の田中先生は、言葉遣いも丁寧で優しく、難解な文章もかみ砕いて分かりやすく、何度も何度も何度でも繰り返し教えてくれます。（普段の我々との会話でも何事もゆっくりゆっくり丁寧に繰り返し繰り返し、おせっかいすぎるぐらいの説明をしてくれます。）
また、伝え方にも拘りが強く、まさに「アイデア王」で、誰も考えつかないような、思いついても誰もやらないであろう授業の導入や作戦を実行する強い精神力と人並外れた創造力の持ち主です。

過去にも「校舎の外側の窓いっぱいのQRコードでHPにいざなう作戦」「光るポスターを作る作戦」（残念ながら光力が足らずブラックボードのような出来栄えでしたが）や、「校舎の階段に1段ずつ年号を貼って覚える作戦」（そんなの見ながら階段上るのは危険すぎると即撤去）など、多くの伝説を残してきたレジェンドです。
また、宴会芸レベルの小学生のハートを掴む怪しげな手品を繰り出したり、卒業式では即席カメラマンになって記念撮影をしつつ、塾の宣伝資料を配布したり、教室周りのゴミ拾いをしつつ、オリジナルジャンパーを羽織って明倫の宣伝も行うなど、強かで思慮深い面もあります。

そんな田中先生ですが、内に秘めた情熱は強く、常に生徒のことを第一に考えている熱い男でもあります。
みなさんも是非、あっと驚く田中先生の授業を受けに、是非お越しください。

私ははじめ、塾の設営・集客の仕事をしていました。各地の教室のオープニングイベントを運営し、地域のみなさまに体験授業をご紹介する仕事に携わっていました。
数多くのお母さんお父さんお子さんの声を聴き、実際に体験授業を受けて、勉強嫌いだった子の表情が明るくなっていくのを見て「人の心を動かす仕事」はなんて意義の深いものなんだ！と感動し、その一員でいることに誇りを持っていました。
そして今度は「多くの校舎での出会い」から「ひとつの校舎で長期間子どもたちの成長に関わる」教室長という仕事にうつりました。

感動のエピソードを一つに絞ることはなかなかできません。

小学校に入りたての小さな子。ぐずって泣きながらお母さんに塾に連れてこられていた子が、今、妹を連れて自習室を毎回利用してくれています。
受験直前に、みんなで集まって勉強会を実施したとき、お母さんが手作りのパンを差し入れしてくださりみんなで一緒に頑張って、全員第1志望校に合格したこと。
前任の校舎で中学受験指導をして第一志望校に送り出した子が、6年ぶりに私の居場所をわざわざ探して「京都大学に合格しました！」と報告してくれたこと。
6年間忘れずにいてくれたことがとても嬉しかったです。
塾生として一緒に頑張り、第一志望校に合格した子が、大学に合格し「先生として働きたい」と戻って来てくれたこと。今、小牧校の大人気の先生になっています。

人と人との出会いでは、その人の人生を動かす「化学変化」が起こりますが、「教育」という仕事は、その化学変化はとてつもなく大きいものであり、相手だけでなく自分にとっても大きな財産になるものであるということを、日々実感しています。