中学受験ブログ

政策金利を上げるとは?

2026.06.24

時事問題

こんにちは。
明倫ゼミナール中学受験コースです。


中学受験の勉強をしていると、
円高・円安、
インフレーション・デフレーション、
などを習います。
今の日本円の価値は下がり、
「円安」の状態になっています。
円の価値が高くないので、
製品や資源、食料を外国から買う時(輸入)に、
円をたくさん払って買うことになります。
そのため、日本国内の輸入品の値段が高くなっています。
特に石油資源のない日本は、
様々なものが高くなっています。


この状態を止める方法として、
日本銀行が政策金利を上げる
という方法を取ります。
政策金利というのは、
市中銀行(一般の銀行)が日本銀行と
お金の貸し借りをする時の利息です。
金利が上がることで、
市中銀行は
日本銀行にお金を借りるのを控えたり、
お金を預けたりします。
利息が高いと返すのが
たいへんになるから借りない、
利息が高いなら預けておけばお金が増える
というわけです。
このように市中銀行のお金が日本銀行に流れますから、
市場に流れているお金が減ります。
お金が減ると買い物がしにくくなって、
人々が買う量を減らします。
このため売り手は値段を下げます。
こうして、
ものやサービスの値段(物価)が上がり過ぎるのを防ぐのです。



日本が不景気だったため、
企業が銀行からお金を借りやすいように
金利を上げていませんでした。
対して、アメリカの金利は高く、
金利の高いアメリカに資金が集まり、
アメリカドルの価値が上がり(ドル高)、
日本円の価値が下がって(円安)いました。
この点も日本が金利を上げた理由になっています。



やってみよう!
習っていないことも上の文章をよく読むことで
できる問題があります。


1 政策金利の説明として正しいもの
 を選びなさい。



 ア 日本銀行が日本政府からお金を借りたり
   預かったりする時の利息
 イ 日本政府が日本銀行からお金を借りたり
   預かったりする時の利息
 ウ 市中銀行が日本銀行から
  お金を借りたり預けたりする時の利息
 エ 日本銀行が国民にお金を貸したり、
   預かったりする時の利息


2 円安の状態を説明しているもの
 を選びなさい。


 ア 日本円の価値が低いので、
  輸入した海外製品を日本では安く買える。
 イ 日本円の価値が低いので、
  日本国内の物価(物の値段)が下がる。
 ウ 日本円の価値が低いので、
  日本国内の税金も低くなる。
 エ 日本円の価値が低いので、
   輸入した外国製品が高くなる。


3 現在の円安ドル高になっている理由として
  本文の説明と合っているものを選びなさい。


 ア アメリカの金利が高いため、
   円を買うよりドルを買う方が得だから。
 イ 日本製品の輸出量が多く、
  製品の価値が下がり、
  円の価値も下がったから。
 ウ アメリカはイランとの対立で、
  国力の大きさを世界に証明できたから。
 エ アメリカとイランの対立から、
   石油の輸入が難しくなると考えられ、
  石油を輸入に頼る日本の円の価値が
  下がったから。


答え

1 ウ

2 エ

3 ア 

かつては世界情勢が不安定になると、
日本は戦争をしないことから、
日本円が安定した通貨と考えられた。
しかし、資源を輸入に頼っているので、
日本円は安定通貨と評価されなくなったということもある。

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