私立中学受験科ブログ

2026年度入試時事問題対策 ~皆既月食~

こんにちは。

明倫ゼミナール中学受験コースです。

2025年9月8日に3年ぶりの皆既月食が観測されました。

月食とは、太陽・地球・月がほぼ一直線に並び、

地球の影に月がかくれることで起こる現象です。

地球の公転軌道に対して月の公転軌道には傾きがあるので、

月が地球の影に完全に入ることは珍しく、

一部だけ欠けて見える場合は部分月食と言います。

月は太陽の光が反射して輝いているため、

地球の影に入って太陽の光が当たらなくなることで暗くなります。

皆既月食は月全体が地球の影にすっぽりと入った状態を言います。

月が完全に見えなくなるわけではなく赤黒く見えます。

これは太陽の青い光は地球の大気によって散乱してしまいますが、

赤い光は地球の大気を通り抜け屈折して月に届いているためです。

夕焼けや朝焼けが起こるのも同じしくみで、

地平線近くに太陽が沈む時に青い光は散乱して、

赤い光のみが最後まで見えるからです。

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やってみよう!

1 次の説明で正しいものを選びなさい。

 ア 月は地球の影を西から東(右から左)へ動くため、東側(左側)から欠けていく。

 イ 月は地球の影を東から西(左から右)へ動くため、東側(左側)から欠けていく。

 ウ 月は地球の影を西から東(右から左)へ動くため、西側(右側)から欠けていく。

 エ 月は地球の影を東から西(左から右)へ動くため、西側(右側)から欠けていく。

2 月の満ち欠けの順序として正しいものを選びなさい。

 ア 新月→上弦の月→下弦の月→三日月→満月

 イ 新月→上弦の月→満月→下弦の月→三日月

 ウ 新月→三日月→上弦の月→満月→下弦の月

 エ 新月→三日月→下弦の月→満月→上弦の月

3 月は太陽の光を反射して見えている。

 では、なぜ満ち欠けが起こるのか、その説明として正しいものを選びなさい。

 ア 月は約27.3日かけて公転しているため、太陽の光を反射する部分が変わるから。

 イ 月は約27.3日かけて自転しているため、太陽の光を反射する部分が変わるから。

 ウ 月は約29.5日かけて公転しているため、太陽の光を反射する部分が変わるから。

 エ 月は約29.5日かけて自転しているため、太陽の光を反射する部分が変わるから。

4 月は公転も自転もしているのに、地球から見た月のもようは変わらない。

 その理由の説明として正しいものを選びなさい。

 ア 月の公転と自転の向きも同じで、公転周期も自転周期も同じだから。

 イ 月の公転と自転の向きは逆で、公転周期は自転周期は同じだから。

 ウ 月の公転と自転の向きは同じで、公転周期と自転周期は異なるから。

 エ 月の公転と自転の向きは逆で、公転周期も自転周期も逆だから。

5 月の重力は地球の約6分の1である。
 体重60㎏の人が月で体重計に乗ると何㎏になるか答えなさい。


答え

1 ウ 

2 ウ

3 ウ  月の自転周期=約27.3日 月の公転周期=約29.5日

4 ア  自転も公転も左回り(反時計回り)で、公転周期も自転周期も約27.3日のため、

     いつも同じところが見えている。

5 10㎏

 

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