中学受験ブログ

「立秋」は昔からこの時期です。

2020.08.07

その他

こんにちは。

明倫ゼミナール私立中学受験科です。

今日から「立秋」です。

「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に変わります。

今日は多くの地域で気温35度以上の「猛暑」が予想されており、

「秋?」と思いますね。

あるいは「旧暦だから季節とズレている」と思った方もいらっしゃいますか?

「立秋」は「二十四節気」の一つです。

二十四節気は1年間の太陽の動きを24に分けて季節を呼んだものです。

ですから「立秋」は昔からこの時期なのです。

二十四節気は中国で作られた暦なので、

旧暦と新暦の違いではなく、

地域による季節のズレや気候の違いなのですね。

また、立秋は「秋になった」ということでなく、

「秋の気配を感じられるようになる」という意味です。

立秋から15日程後は「処暑」と言って、

この日から暑さがだんだん和らぐとしていますから、

やはりまだまだ暑い日が続きますね。

秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 

古今和歌集にある藤原敏行の歌で、

立秋に詠んだ歌と伝えられています。

この歌は教材でもよく使われているので、

見たことがあるという人もいますね?

「秋が来たと、目にははっきり見えないけれども、風の音に(秋を)気づかされたよ」

といった意味ですね。

平安時代も立秋の頃は、かすかに秋を感じられる程度だったのですね。

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