2026.05.17
先生から
昭和区の皆様こんにちは。
明倫ゼミナール御器所校です。
勉強を効率よく進めるうえで必要な能力の一つに、
「分析力」というのがあると思っています。
「原因の切り分け」と言い換えてもよいです。
例えば、多くの方は英語の長文読解が苦手です。
ところが、ではなぜ苦手なのか? というと、これは人によって回答がかなり異なります。
それくらい、長文読解には英語で必要になる要素が全て集約されているから苦手意識を持ちやすい、ということですね。
①語彙力(単語・イディオム)
②構文(文法理解)
③要約力(文意・構成把握能力)
④スピード(処理能力)
パッと思いつくだけでも、これくらいの要素を各設題で問うことができます。
加えて、たとえば①②を併せて問いたければ英作文の問題にしたり、
単語が不足している語順整序の問題にしたり、
いくらでも複合の応用問題も出せてしまう。
とすると、「長文が苦手で」という自己分析にはあまり意味が無いのが伝わるでしょうか。
英語が顕著に得意科目である、という方を除いて、
「長文が苦手」という要素は、大多数に当てはまるからです。
その中で、「自分に欠けているのは何か?」を考えることが「原因の切り分け」ですよね。
①の語彙や②の構文に不足があるなら、インプットの量が不足しているので、
知識を入れる勉強の優先順位が高いということになります。
③の要約や文章の大意を掴むことが苦手なら、段落ごとの要約練習をしたり、
「つまり?」と端的に言い換える練習が必要でしょう。
という形で切り分けていくと、
「長文読解が苦手なので長文の演習をする」という対応が比較的有効に働きそうなのは、
④のスピードに不安がある方ぐらいで、
それ以外の方は別の練習をした方が弱点の補強になるだろう、というわけです。
ただ、こういう言い方をすると、
「自分には基礎が足りていないので、しばらく応用問題ではなく基礎だけやろう!」
という方が出てきます。
これも実はまずくて、
正解は「足りないところを補いながら、応用にも同時に触れる」なんですよね。
でないと、目標に対する現在地を見誤るからです。
我々はすぐ問題を単純構造化したがるので、
「原因の切り分け」をすると、根本原因が一意に定まると考えがちです。
でもそうではなくて、こういうものはいろんな要素が絡み合って表出しますから、
「原因の切り分け」で見えてくるのはあくまで「対応の優先順位」である、
ということを念頭に置いておかなければなりません。
口にするのは簡単ですが、やはり自分で全てやり切るのは大変です。
まずはテストの振り返りくらいからで結構ですから、我々でも、学校の先生でも、
上手く活用することで、ご自身の「分析力」を高めてくださいね。
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