日進校のブログ

テスト間近!!

2025.11.12

その他

テストが近づくと、多くの生徒さんが勉強時間を増やし、一生懸命に机に向かいます。

そのひたむきな努力は、それ自体が非常に尊いものです。

しかし、同じ時間勉強しても、成果が思うように現れないことがあるのも事実です。

その差はどこから生まれるのでしょうか。

それは、勉強の「量」だけでなく「質」にあります。

今回は、テスト勉強の質を高め、努力を成果に繋げるために不可欠な3つの原則をお伝えします。

  1. まず「範囲をすべて網羅する」こと

テスト勉強を始める時、多くの人が苦手な単元から手をつけてしまいがちです。

もちろん苦手克服は重要ですが、まず優先すべきは「テスト範囲の全体像を把握すること」です。

これは、目的地までの地図を広げる作業に似ています。
最初に全体を俯瞰することで、どの道が安全で、どこを通れば最短かが見渡せます。
同様に、単元にどれくらいの時間をかけるべきか、計画的に学習を進めることができます。

まずはテスト範囲表をしっかりと読み込んで、何を勉強すべきか、どこからどこまでが範囲かをはっきりさせましょう。

その後、範囲内の教科書やワークを一度、最初から最後まで通読してみましょう。

完璧に理解する必要はありません。「何が書いてあるか」を大まかに掴むことが目的です。

この一手間が、勉強の抜け漏れを防ぎ、全体をバランス良く学習するための土台となるのです。

  1. 次に「わからないこと」を突き止めること

範囲の全体像が見えたら、次に行うべきは「わからないこと」の特定です。

これは、自分の課題を明確にするための、いわば「学習の健康診断」です。

「なんとなく分からない」という状態が、実は一番危険です。

問題を解いてみて、間違えた箇所や、解答に自信が持てなかった箇所にチェックマークをつけましょう。

そして、「なぜ間違えたのか」「どこが理解できていないのか」を自分の言葉で説明できるまで掘り下げてみてください。

明倫ゼミナールでは、この「直し」をおこなうことを大切にしています。

ノートをうまく使って、学習の記録を残していくことは知識の積み上げに貢献します。
分からないことを認めるのは勇気がいるかもしれません。ですが、それが成長への大きな一歩となります。

詳しい「直し」のやり方など気になった方はぜひお問い合わせを!

  1. 最後に「覚えたか」のチェックをすること

こうして、分からないことを一つずつ克服したら、最後の仕上げです。

それは「本当に覚えたか、理解したか」を自分自身でチェックする作業です。

参考書を読んだり、先生の説明を聞いたりした直後は、「わかったつもり」になりやすいものです。

しかし、その知識を実際に使えるかどうかは別問題です。

学習した内容を何も見ずに説明してみる、あるいは、時間を置いてからもう一度同じ問題を解いてみるなど、能動的なチェックを行いましょう。

この「思い出す」という作業が、脳に記憶を定着させる上で極めて効果的です。

この最終確認を丁寧に行うことで、知識は一夜漬けの曖昧なものから、いつでも引き出せる確かな力へと変わります。

テスト勉強とは、ただ知識を詰め込む作業ではありません。

自分の現在地を知り、課題を見つけ、それを乗り越えていく、自己成長のプロセスそのものです。

今回お伝えした3つの原則が、皆さんの努力を正しい方向へ導き、自信を持ってテストに臨むための助けとなれば幸いです。

学びの旅は続きます。私たちはいつでも、皆さんの挑戦を隣で支える伴走者でありたいと思っています。

まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはフリーダイヤルから。

TEL:0120-272-731

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