2025.11.29
その他
緑区・豊明市の皆様こんにちは。
明倫ゼミナール徳重校です。
「歳寒松柏(さいかんしょうはく)」という言葉があります。
あるいは「松柏後凋(しょうはくごちょう)」とも。
元は『論語』の子罕(しかん)篇、「歳寒くして松柏の凋(しぼ)むに後るるを知る」という言葉によります。
寒い冬に、他の植物はしおれても松や児手柏(このてがしわ)は緑の色を保っている。
転じて、逆境で苦しい状況でも、信念や志を貫くことのたとえとして用いられます。
先週、
「本番に対応できる”いつも通り”をつくることが大事だ」
というような話をしましたが、
万全の準備をして、それでも上手くいかないことって、
残念ながらありますよね。
何が悪いわけでもなく、ただ時の運だけが自分に向かないとき。
強いて言うなら、そういうときは”間が悪い”。
人生には本当に、星が巡るようになにもかもが自分の邪魔をする、
と思えるほど、全ての巡りあわせが悪いときがあります。
そういう場面に出会わない、というのは狙ってできることではない。
でも、心構えだけはいつでもできます。
つまり、「上手くいかないことがあっても揺れない」練習です。
これは気持ちの整理であり、メンタルトレーニングなので、
訓練次第で誰でも習得できる技術です。
もちろん「揺れない」というのも口で言うほど簡単ではないので、
そのためには自分の中に軸、つまり信念が必要ですよね。
皆さんの場合は、それが志望校であったり、
延いてはもう少し先の将来だったりすると思います。
定期テストや模試の結果、入試問題の過去問と、
自分の「足りない」が数字になって出てくる時期です。
「もうだめだ」とか、「上手くいかない」と思ったときに、
何が皆さんを奮い立たせてくれるかを、ぜひ考えてみてください。