2025.07.19
その他
〜メイリン教育小話 vol.1〜
豊田市にお住まいの皆様、こんにちは!
明倫ゼミナール豊田東校です。
今回は、少し真面目なお話をさせてください。
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ある日、授業のあとにAくんがポツリとつぶやきました。
「もっとやらなきゃ、全然ダメだと思うんです」
提出物も完璧。発言も積極的。
周囲からは「しっかりしている子」と言われることの多いAくん。
でも、その心の中には、いつも「まだ足りない」という声が響いていたのです。
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がんばる子ほど、がんばりすぎてしまう
自己決定理論(※人のやる気は「自律性」「有能感」「関係性」の3つで育つという理論)でも言われているように、
子どもが「有能感(できたという実感)」をもてるかどうかはとても大切です。
でも、がんばり屋の子ほど、
「もっとできるはず」「まだまだ足りない」と、自分を追い込んでしまうことがあります。
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大人ができる“ひとこと”とは?
そんなとき、私たちができることは――
「こんなにできてるなんてすごいなぁ」
「ここまでやれてるって、本当にたいしたもんだよ」
という、事実を認めて、それに関心を向けている声かけです。
よく、「褒める」のがいいんですよね!と聞かれますが
褒めるには「上下関係」をはっきり意識させる負の効果があります。
もちろん、そのほうが効果的なときもありますが、自走力を持った子どもになってもらう上では足かせになってしまいがちです。
そうではなくて、あなたに関心があって、あなたのことを見ていますよと伝えることが最も大切です。
なので、子どもは「がんばれ」や「よくできているね」よりも「よくがんばってるなぁ」のほうが、前向きに捉えらえることがあります。
「ね」を「なぁ」に変えるだけ子どもの受け取る印象は大きく変わるのです。
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教室が目指していること
私たちが大切にしたいのは、「できない自分を責める子」を減らすこと。
そして、「できた自分を認められる子」を増やすことです。
小さな達成を見つけ、一緒に喜び、一緒に次を目指す。
その積み重ねが、子どもの“自走力”を育てると信じています。
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子どもたちは、日々、小さな戦いを乗り越えています。
そんな姿に、私たち大人も、静かに背中を押せる存在でありたいですね。
それでは、また来週の小話でお会いしましょう。
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