2025.09.12
先生から
9月も中盤に差し掛かります。
再三お伝えしている通りですが、
受験生にとって、夏の終わりは”基礎トレーニング期間”の終了を意味します。
ここまでの学習をベースに、総合問題や実際の入試問題に触れるのが2学期だからです。
実際に入試問題に触れると痛感しますが、入試問題というのは本当に難しい。
夏期講習や集中特訓を通して、難しい問題にたくさん触れてきたはずなのに、
まだまだ合格者平均点にも程遠い、というのが、おそらく9月の皆さんの状態です。
触れる問題の質が変わる以上、
当然それに対応すべく勉強の質も変化しなければなりません。
「これまでと同じことを同じようにこなす」だけでは足りなくなると思ってください。
取り組む時間・量の増加と、質の向上はやはり不可欠です。
先に申し上げておくと、これから入試当日までに、
「これで本当に合格できるのだろうか?」という不安を抱くことが何度もあると思います。
逆に、そういう不安を一切抱かずに本番が近づいている方が危うい、とも。
持論ですが、基本的に「やったらやっただけ不安になる」のが勉強です。
理由は単純で、きちんと取り組めているからこそ、
「自分の出来ないこと・わからないこと」が具体的に見えてくるから。
裏を返せば、特に不安が無い、というのは、
「不安が晴れるまで徹底的に取り組めている」か、あるいは
「不安を感じ取れるレベルまで具体的に詰められていない」か、
のどちらかだということ。
そして大体の場合、漠然とした「大丈夫だと思う」は後者です。
定期テストの準備がきちんと出来た時の方が「あれが出たらヤバい」と思えるのと、
概ね同じ感覚でしょうか。
ただ、月並みですが、そういう不安を抱かずに受験を乗り越えた先輩はやはりいません。
皆さんの抱える不安は、
努力量に裏打ちされた自信でしか払拭できない、ということですね。
平日学校から帰ってきて、16:00 – 22:00の6時間をどの程度勉強に振ることができるか。
その中で、総合演習とテスト勉強をどのように両立するか。
「テストノート」と「電話帳」の進度が、やはり一定の指標になると思います。
特に9月~11月の3カ月間は、意識的に時間を取れるかどうかで、
電話帳の進度にもテスト結果にもかなり大きな差が出ます。
やることが多い中で大変ですが、だからこそ頑張っていただきたいところです。
「人はどんなに高いところでも登ることができる。
しかし、それには決意と自信がなければならない。」
デンマークの童話作家、ハンス=クリスチャン=アンデルセンの言葉です。
自信をもって臨めるよう、前を向いて取り組まなければなりませんね。
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