私立中学受験科ブログ

2026年入試 時事問題対策 ~国際連合設立して何年?~

こんにちは。

明倫ゼミナール中学受験コースです。

第二次世界大戦後、局地的な戦争・紛争は起こっていますが、

第三次世界大戦に発展するような事態にはなっていません。

その要因の一つに国際連合の存在があります。

200近くの国が加盟しており、その国々の話し合いの場になっているだけでなく、

安全保障理事会の決定で平和と安全を回復する行動をとることができる点が

国際連盟との大きな違いです。

世界の平和・安全をおびやかす存在を決定して、

国連憲章に基づいて制裁の勧告や実施を行う組織である安全保障理事会は、

国際連盟の時には無かった重要な存在です。

安全保障理事会には常任理事国5か国が大きな力を持っていますが、

その大きな力のせいで、組織が機能しないという問題が起こっています。

例えば、ウクライナとロシアが戦争状態になっており、

多くの国がロシアに対して戦争をやめるように要求していますが、

常任理事国にロシアが入っていることで、

安全保障理事会として戦争をやめるように勧告できないという事態です。



やってみよう!

1 2025年は国際連合が成立して何年か答えなさい。

2 現在の国際連合の事務総長の出身国を選びなさい。

 ア アメリカ合衆国 イ イギリス  ウ ブラジル エ ポルトガル

3 安全保障理事会について誤って説明しているものを選びなさい。

 ア 常任理事国5か国と非常任理事国10か国で構成されている。

 イ 議題の可否は、常任理事国と非常任理事国を合わせた多数決で決まる。

 ウ 常任理事国1か国でも反対すれば可決できない。

 エ 非常任理事国は、国連加盟国の選挙で選ばれる。

4 新型コロナウイルスが世界中に広がった時、対策の中心となった組織を選びなさい。

 ア WHO イ WTO ウ UNESCO エ UNICEF

5 日本が国際連合に加盟したことに関係の深いものを選びなさい。

 ア 戦争放棄を入れた日本国憲法が施行されたこと。

 イ サンフランシスコ平和条約を結んで、独立を回復したこと。

 ウ 日ソ共同宣言によりソ連と国交を回復したこと。

 エ 高度経済成長により戦後復興を果たしたこと。


答え

1 80年 1945年10月24日

2 エ  現国連事務総長 アントニオ=グテーレス

3 イ  常任理事国5か国と非常任理事国4か国以上の9か国以上の賛成。

     常任理事国は「拒否権」を持っている。

4 ア  世界保健機関  イ 世界貿易機関 

            ウ 国連教育科学文化機関 エ 国連児童基金

5 ウ  1956年   日本の加盟を反対していたソ連が、

           日ソ共同宣言による同意で加盟実現。

戦後80年に関する内容として国際連合について復習しておきましょう!

2025年11月

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